【浅草②】浅草北寺町

町名:浅草北寺町

読み方:あさくさきたてらまち Asakusa-Kita-Teramachi

区分:俗称

起立:江戸期

廃止:1869(明治2)年

冠称:「浅草」

後身:浅草田島町

現町名:台東区西浅草二丁目

概要:当地は徳川家康の江戸入府以後、宅地として開かれたが、1657(明暦3)年の明暦の大火後、須田町にあった誓願寺が門前町とともに移ってきた。誓願寺は淨土宗京都知恩院の末寺で、「田島山快楽院誓願寺」といったことから、1869(明治2)年に誓願寺の山号に因み、「浅草田島町」と称した。

誓願寺は、1590(天正18)年、相州小田原で開基。1592(文禄元)年、江戸白銀町(銀町、後の本銀町)で寺領を拝領した。その後、1596(慶長元)年に、須田町に移転。関東大震災で被災後、1925(大正14)年に当町より現在の府中市紅葉丘へ移転。

誓願寺門前町の開設年代は不明。誓願寺が須田町にあった頃、既に門前町は開かれていたという。この地は高い石垣の本願寺と路を隔てて北にあったことから、江戸期は「浅草北寺町」と称されていた。なお、後身の浅草田島町は、1872(明治5)年、誓願寺の西辺部に接する下級武士の屋敷と北西部にある安行寺を合併し町域を拡げた。

『大江戸今昔めぐり』では現・雷門一丁目交差点西側の道に「浅草北寺町」とある。

撮影場所:浅草北寺町

撮影地:台東区西浅草二丁目27番11号(浅草MJ)

下谷辻番屋敷東町 浅草寺境内畑町


江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:品川歩行新宿