【赤坂 横町(横丁)】熊野横町

横町(横丁)名：熊野横町

読み方：くまのよこちょう　Kumano-yokochō

区分：横町(横丁)

成立：江戸期

廃止：不明

現町名：港区北青山二丁目、渋谷区神宮前二・三丁目

概要：『大江戸今昔めぐり』の大宝院の付近に「熊野横町」とある。「御熊野横町」とも呼ばれた。熊野権現に直線的に続く道はもう1本南にあるのだが、『大江戸今昔めぐり』では何故かそこに「熊野横町」とある。撮影はそれに従った。

『大江戸今昔めぐり』で「熊野横町」とあるその道は、北部から熊野権現に向かう人にとっては近道であり、「細道」という呼び名もあった。細道は秩父宮ラグビー場前(港区立ラグビー場前公衆便所)から北青山二丁目9番と10番の間を南下して熊野権現の目の前に続く道に交わる。

さらに細道に入ってすぐ右に折れる「久保横町」といわれていた道を使えば、高徳寺までの近道であったが、残念ながら久保横町は現存しない。

熊野横町の西方は渋谷区なので、南豊島の横町(横丁)として別掲(熊野横町(南豊島)、御熊野横町(南豊島)、羅生門横町(南豊島))。

なお、熊野横町は幕末期には「羅生門横町」とも呼ばれはじめた。

撮影場所：熊野横丁

撮影地：港区北青山二丁目8番39号(港区立ラグビー場前公衆便所)

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