【下谷②】下谷江島町

町名:下谷江島町

読み方:したやえじまちょう Shitaya-Ejimachō

区分:町丁

起立:1869(明治2)年4月29日

廃止:1872(明治5)年

冠称:「下谷」

後身:下谷南稲荷町

現町名:台東区東上野三丁目34番北側、35番北側

概要:江戸期は下谷大工屋敷。1869(明治2)年4月29日付の町名改正町触に「下谷大工屋敷改、下谷江島町」とある。下谷大工屋敷は稲荷社(現在の下谷神社)の東側に隣接し、1659(万治2)年、元御大工頭支配人大工棟梁の善次郎と伝十郎に給された地で、御用地にもならぬ水溜地であったが、1664(寛文4)年まで7ヶ年の歳月をかけて地面を突き立てて町屋を開いた。

1875(明治5)年、下谷稲荷町が現在の浅草通りで南北に分けられて下谷南稲荷町の起立となり、その際、当町は下谷南稲荷町に編入となり消滅。「江島」の由来は不明。

撮影場所:下谷江島町

撮影地:台東区東上野三丁目34番6号(ソフトバンク上野浅草通り)

下谷稲荷町 下谷唯念寺門前町

江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。