【麹町①013】西日比谷町
町番号:麹町①013
町名:西日比谷町
読み方:にしひびやちょう Nishi-Hibiyachō
区分:町丁
起立:1872(明治5)年
廃止:1938(昭和13)年7月31日
冠称:なし
現町名:千代田区霞が関一丁目1番、日比谷公園の南部以外
概要:江戸期は日比谷御門内の肥前佐賀藩鍋島氏、出羽米沢藩上杉氏、越後三日市藩柳沢氏、陸奥白河藩阿部氏、三河西大平藩大岡氏、遠江掛川藩太田氏等の上屋敷等大名屋敷があった。1871(明治4)年、町内西隅にあった刑部省弾正台を廃して、司法省、大審院、控訴院が設けられた。
1872(明治5)年、起立。京橋に日比谷町があるため「西」を付けたが、本来の日比谷は当地(日比谷町)。起立の前年から1892(明治25)年まで、大半は陸軍練兵場だった。陸軍練兵場の移転先は青山火薬庫跡、現在の明治神宮外苑で、移転の時期は1888(明治21)年ともいわれる。移転の理由は、周囲に官庁街が整備されて手狭になったためと説明されることが多いが、実は竹橋事件が影響したとする説もある。
1878(明治11)年11月2日、東京府麹町区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市麹町区に所属。1903(明治36)年、陸軍練兵場跡地には南の内山下町二丁目と併せて日比谷公園ができる。
帝都復興計画の一環により、1934(昭和9)年に一部が日比谷公園に、1938(昭和13)年8月1日には霞ヶ関一丁目に編入となり消滅。
撮影場所:西日比谷町
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