【神田①106】鞍地河岸
町番号:神田①106
町名:鞍地河岸
読み方:くらちがし Kurachi-Gashi
区分:河岸→河岸(町丁扱い)
起立:1824(文政7)年頃
廃止:1934(昭和9)年
冠称:なし
現町名:千代田区東神田三丁目1番
概要:江戸期から神田川沿いにあった河岸名で神田川左岸新シ橋~区境。東神田三丁目は昔の神田元久右衛門町一・二丁目であった。『案内』に「元和二年久右衛門なるもの始めて市店を開き、因て町名となし二箇町に区分せり。享保三年の火災後用地となり、代地を内神田に給せられて久右衛門町代地といい、翌年土人請うて用地中を借り、倉地を営して久右衛門(町)蔵地(のちの神田元久右衛門町)と呼び、文政七年又神田河岸の地を借りて河岸地と呼べり」とある。久右衛門町蔵地の河岸であるから、本来の意味は蔵地又は倉地であろう。
1824(文政7)年頃から俗称されていた。また、前述にあるとおり、「久右衛門河岸」ともいわれた。
正式な起立は恐らく東京市が市制施行された1889(明治22)年5月1日で、同日東京府東京市神田区に所属ではないかと思われる。
1934(昭和9)年、帝都復興計画の一環により、神田元久右衛門町一・二丁目にそれぞれ編入となり消滅。
撮影場所:鞍地河岸
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