【日本橋①010】駿河町
町番号:日本橋①010
町名:駿河町
読み方:するがちょう Surugachō
区分:町丁
起立:江戸期
廃止:1932(昭和7)年
冠称:なし
現町名:中央区日本橋室町一・二丁目
概要:町名は富士山の眺望の効く景勝の地であることに因む。その景色は安藤広重の作品をはじめ多くの錦絵に描かれている。江戸期は西側の本両替町とともに「両替町」とも俗称された。通りを挟んで江戸の代表的呉服商三井越後屋の店があった。越後屋は1673(延宝元)年、三井高利が本町に呉服店を開いたのに始まり、のち当町に移って「現金懸値なし」の新商法を開いて急速に発展。1687(貞享4)年、幕府呉服所となり、両替商も営むなど経営を多角化し、のちの三井コンツェルンの基を築いた。
慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1872(明治5)年の戸数49・人口295(府志料)。
1878(明治11)年11月2日、東京府日本橋区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市日本橋区に所属。
1932(昭和7)年、帝都復興計画の一環により、室町一・二丁目に編入となり消滅。現行の日本橋室町一・二丁目のうち。日本橋室町の三越本館の北半分と三井本館の辺り。
撮影場所:駿河町
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