【日本橋①055】小舟町
町番号:日本橋①055
町名:小舟町 一~三丁目
読み方:こぶなちょう Kobunachō
区分:町丁
起立:1720(享保5)年
廃止:存続
冠称:1947(昭和22)年3月15日から「日本橋」
現町名:中央区日本橋小舟町
概要:荒布橋から入った伊勢町堀(西堀留川)に面した東側の区域。江戸期には現行の日本橋小舟町の西半分で、一~三丁目があった。1603(慶長8)年の町割の時は「下舟町」といったが、1720(享保5)年に西側の大船町(「本船町」と改称)に対して「小舟町」とした(府志料・画報)。入堀に面した小舟河岸は荷揚場として盛んで、錠屋嘉平治や竹村屋弥右衛門等、船積問屋が集中。なかでも鰹節、塩干肴の問屋が多かったので「鰹河岸」とも称した。現在のみずほ銀行小舟町支店南側の通りは、下駄屋や雪駄屋が並んでいたので「照降町」と呼ばれた(備考)。毎年6月10日には神田明神小舟町天王祭が行われ、当町を中心として神輿を渡す慣習があった。祭礼の賑わいは一通りでなく、特に大行燈に描かれた「天の岩戸」、「八岐の大蛇退治」は見事であったという。
慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1872(明治5)年の戸数235・人口914(府志料)。
1878(明治11)年11月2日、東京府日本橋区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市日本橋区に所属。
1932(昭和7)年、帝都復興計画の一環により、堀江町一~三丁目を加えて、一・二丁目に再編成。1943(昭和18)年7月1日、東京都日本橋区に所属。1947(昭和22)年3月15日、東京都中央区に所属。
撮影場所:小舟町三丁目
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