【牛込①059】牛込横寺町

町番号:牛込①059

町名:牛込横寺町

読み方:うしごめよこてらまち Ushigome-Yoko-Teramachi

区分:俗称→町丁

起立:江戸期

廃止:存続

冠称:1911(明治44)年4月30日まで「牛込」

現町名:新宿区横寺町

概要:牛込通寺町の横町であるため「牛込横寺町」と称した。豊島郡野方領牛込村のうちに起立された町というが「起立之義は、書物等焼失仕、相分不申候」という(備考)。化政期(1804~1830年)の家数67軒。小普請六郷、宇野、川俣、湯川、飯泉5氏や伊賀者平野氏の拝領町屋敷があった(備考・町方書上)。1745(延享2)年、泉蔵院・正定院・長源寺の各門前が町方支配となって俗に「横寺町」と呼んだ。また泉蔵院の境内にあった北野神社が「朝日天神」と俗称されたのでその門前を「牛込朝日町」と呼んだ。

1869(明治2)年、龍門寺、宝泉寺、正定院、長源寺、円福寺、泉蔵院・正蔵院の各門前と牛込朝日町を編入。1872(明治5)年、酒井邸東隣の旗本屋敷・筒持組の大縄地、その他の士宅と寺地を併合。同年の戸数147・人口633(府志料)。

1878(明治11)年11月2日、東京府牛込区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市牛込区に所属。1943(昭和18)年7月1日、東京都牛込区に所属。1947(昭和22)年3月15日、東京都新宿区に所属。

※『角川日本地名大辞典』では読みを「よこでらまち」としている。

撮影場所:牛込横寺町

撮影地:新宿区横寺町52番地(新宿区立あさひ児童遊園)

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江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。