【小石川①037】小石川丸山町

町番号:小石川①037

町名:小石川丸山町

読み方:こいしかわまるやまちょう Koishikawa-Maruyamachō

区分:町丁

起立:1869(明治2)年

廃止:1966(昭和41)年12月31日

冠称:1911(明治44)年4月30日まで「小石川」

現町名:文京区千石二・三丁目

概要:古くは豊島郡小石川村のうち。1696(元禄9)年、義僕(忠実な僕)六蔵を賞し、土地を与えた。のち、小石川村のここに代地を給された。これを「六蔵分」といった。1710(宝永7)年、町屋が開かれた。これより先、火の番役の武士が多くいたので「小石川火之番町」といわれた。

1869(明治2)年、武家地を多く合併して「小石川丸山町」と改称。町名の由来ははっきりしない。後に池田甲斐守等の武家地を合併。1872(明治5)年の戸数28・人口99(府志料)。

1878(明治11)年11月2日、東京府小石川区に所属。1880(明治13)年、駒込片町の一部を編入。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市小石川区に所属。1891(明治24)年、小石川村前沢飛地字六蔵の一部を合併。明治30年代の町内には私立東洋女学校があった(画報)。1943(昭和18)年7月1日、東京都小石川区に所属。1947(昭和22)年3月15日、東京都文京区に所属。

1967(昭和42)年1月1日、住居表示の実施により、千石二・三丁目に編入となり消滅。

撮影場所:小石川丸山町

撮影地:文京区千石三丁目29番8号(東洋女子高等学校)

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江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。