【小石川①043】西江戸川町

町番号:小石川①043

町名:西江戸川町

読み方:にしえどがわちょう Nishi-Edogawachō

区分:町丁

起立:1872(明治5)年

廃止:1966(昭和41)年3月31日

冠称:なし

現町名:文京区水道一・二丁目

概要:1872(明治5)年、もと「江戸川端」と称した武家地に起立。石切橋北詰東側から東に中ノ橋のやや先まで、神田川の北側に沿うように存在。小石川江戸川町と区別するために「西」を付ける。同年の戸数57・人口231(府志料)。

1878(明治11)年11月2日、東京府小石川区に所属。1884(明治17)年頃、当町に居住の大海原某を中心として町民により桜の木が植えられ、以後明治末年頃まで市内屈指の桜の名所として知られ、市民の行楽地となり、とくに江戸川(神田川)の夜桜は有名であった。『画報』には江戸川に船に浮かべて夜桜を楽しむ光景が描かれている。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市小石川区に所属。

『小石川区土地概評価.大正11年3月調』によると、「江戸川端の平坦地にして概ね中流以上の閑静なる住宅街をなせるも稀に東京紙器其他の工場あり。江戸川に面したる處には料理店等亦尠からず」とある。

1943(昭和18)年7月1日、東京都小石川区に所属。1947(昭和22)年3月15日、東京都文京区に所属。

住居表示の実施により、1964(昭和39)年8月1日に水道一丁目に、残余は1966(昭和41)年4月1日に水道二丁目に編入となり消滅。

撮影場所:西江戸川町

撮影地:文京区水道二丁目5番8号(神田川 石切橋北詰東側 浅野屋)

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江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。