【小石川①044】小日向武島町
町番号:小石川①044
町名:小日向武島町
読み方:こびなたたけしまちょう Kobinata-Takeshimachō
区分:俗称→町丁
起立:江戸期
廃止:1966(昭和41)年3月31日
冠称:1911(明治44)年4月30日まで「小日向」
現町名:文京区水道一・二丁目
概要:江戸期、旗本武島某の屋敷があったため、そう呼ばれるようになった(『礫川牛込小日向繪圖』に「竹シマ丁」とある)。
1872(明治5)年、江戸期の俗称を採用し正式に起立。西江戸川町と小日向水道端との間に位置する平坦で閑静な地域。小桜橋通と石切橋通に若干の商家はあったが、概ね中流以上の住宅地であった。同年の戸数60・人口326(府志料)。
1878(明治11)年11月2日、東京府小石川区に所属。1881(明治14)年、小笠原子爵が資本金1万円で製紙会社江戸川長成社を創設。当時は江戸川で楮の川晒し・川洗いを行った。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市小石川区に所属。1916(大正5)年の同社の製品は江戸川紙、封筒をはじめ、「江戸川」の冠称の付いた辞令用紙、巻紙等で、1932(昭和7)年に廃業するまで続いた。町内には武田尋常小学校があった。1943(昭和18)年7月1日、東京都小石川区に所属。1947(昭和22)年3月15日、東京都文京区に所属。
住居表示の実施により、1964(昭和39)年8月1日に水道一丁目に、残余は1966(昭和41)年4月1日に水道二丁目に編入となり消滅。
※『角川日本地名大辞典』には「昭和39年現行の水道1~2丁目となる」とあるが間違い。
撮影場所:小日向武島町
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