【本郷①003】本郷春木町
町番号:本郷①003
町名:本郷春木町 一~三丁目
読み方:ほんごうはるきちょう Hongō-Harukichō
区分:町丁
起立:江戸期
廃止:1965(昭和40)年3月31日
冠称:1911(明治44)年4月30日まで「本郷」
現町名:文京区本郷三丁目
概要:1616(元和2)年に中間・駕籠方の大縄地となり、その後、町屋が立ち、1696(元禄9)年に町奉行支配となる。本郷通り寄りから順に一~三丁目があった。町名は嘗て当地に旅宿した伊勢の御師春木太夫による(備考)。二丁目には「西町(西ノ町)」、「表町」、三丁目には「四軒町」の俚俗名があった。町内には1780(安永9)年から1786(天明6)年まで引かれていた千川上水の跡が見られた(備考)。
慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1872(明治5)年、旧幕府の同心組屋敷跡、近藤登之助の屋敷跡等付近の武家地を併合。同年の戸数367・人口1,541(府志料)。1873(明治6)年、一丁目に開設された奥田座は、1877(明治10)年に「春木座」、さらに1902(明治35)年には「本郷座」と改称。1930(昭和5)年、映画館になるまで新派・新歌舞伎運動の拠点劇場であった。本郷座のあることから俚俗に「芝居町」、旧組屋敷跡地付近は道が行き止まりであったので「袋町」ともいった。
1878(明治11)年11月2日、東京府本郷区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市本郷区に所属。明治期には味噌の老舗が多かった。1943(昭和18)年7月1日、東京都本郷区に所属。1947(昭和22)年3月15日、東京都文京区に所属。
1965(昭和40)年4月1日、住居表示の実施により、現行の本郷三丁目に編入となり消滅。
撮影場所:本郷春木町二丁目
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