【本郷①023】湯島両門町
町番号:本郷①023
町名:湯島両門町
読み方:ゆしまりょうもんちょう Yushima-Ryōmonchō
区分:町丁
起立:1869(明治2)年
廃止:1965(昭和40)年3月31日
冠称:「湯島」
現町名:文京区湯島四丁目、本郷七丁目
概要:もとは豊島郡峡田領湯島郷のうち。1869(明治2)年、湯島講安寺門前、湯島称仰院門前を合併して起立。寿修山講安寺、常光山称仰院共に浄土宗で、1628(寛永5)年に成立した門前は、1745(延享2)年から町奉行支配となった。町名は両寺院の門前という意。1872(明治5)年の戸数71・人口238(府志料)。
南側は江戸時代の榊原康政(徳川家康四天王の1人)の屋敷跡。明治になって桐野利秋の邸宅となり、西郷隆盛と共に桐野が鹿児島に帰ると、三菱初代・岩崎弥太郎の本邸となった。現在は最高裁判所の研修所。講安寺(土蔵造の本堂で有名)の前の坂は無縁坂。数年前まで格子戸のある木造の家があった。
1878(明治11)年11月2日、東京府本郷区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市本郷区に所属。門前通りの坂は、坂の上に古く無縁寺があったことから「無縁坂」といわれ、森鴎外の小説『雁』の舞台。1943(昭和18)年7月1日、東京都本郷区に所属。1947(昭和22)年3月15日、東京都文京区に所属。
住居表示の実施により、1965(昭和40)年1月1日に湯島四丁目に、残余は1965(昭和40)年4月1日に本郷七丁目に編入となり消滅。
撮影場所:湯島両門町
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