【下谷①048】谷中真島町

町番号:下谷①048

町名:谷中真島町

読み方:やなかまじまちょう Yanaka-Majimachō

区分:町丁

起立:1872(明治5)年

廃止:1966(昭和41)年12月31日

冠称:「谷中」

現町名:台東区谷中二、四丁目

概要:1872(明治5)年、美作勝山(真島)藩三浦氏下屋敷、近隣の武家地を合併して起立。町名由来は町域に真島藩下屋敷があったことに因んだ。同年の戸数19・人口74(府志料)。勝山藩主三浦家は2万3千石を領し、幕末慶応年間(1865~1868年)に藩名を「真島藩」と改めた。真島は「延喜式」にも見える美作に古くからある郡名で、勝山は真島郡内の一地名であった。この美作国真島は廃藩置県で北條県に属し、1876(明治9)年に岡山県真島郡になった。次いで大庭郡と合併、「真庭郡」と改められた。

町内には三浦家下屋敷の前にある「三浦坂」と呼ばれる坂がある。臨江寺と宗善寺に沿って、その三浦坂を上るとそこに大名時計博物館がある。江戸時代初期に作られた櫓時計をはじめ、枕時計、印籠時計等約50点が展示されている。

1878(明治11)年11月2日、東京府下谷区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市下谷区に所属。1943(昭和18)年7月1日、東京都下谷区に所属。1947(昭和22)年3月15日、東京都台東区に所属。

1967(昭和42)年1月1日、住居表示の実施により、大部分が谷中二丁目、一部が谷中四丁目に編入となり消滅。

撮影場所:谷中真島町

撮影地:台東区谷中二丁目1番4号(ねんねこ家)

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江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。