【浅草①009】浅草新旅籠町
町番号:浅草①009
町名:浅草新旅籠町
読み方:あさくさしんはたごちょう Asakusa-Shin-Hatagochō
区分:町丁
起立:1732(享保17)年3月
廃止:1934(昭和9)年
冠称:1911(明治44)年4月30日まで「浅草」
現町名:台東区蔵前四丁目
概要:慶長年間(1596~1615年)以後は寺地であったが、1636(寛永13)年に寺を他へ移転して町地となり、旅籠屋が多かったので「浅草旅籠町」と称していた。その後、1668(寛文8)年2月には御蔵の火除用地として収公され、同所寺跡を代地として給され、「浅草新旅籠町」と称した。1732(享保17)年3月、下谷灯明寺店からの出火で類焼し、米蔵火除地として一部収公され、浅草諏訪町裏通りの堀田原に浅草新旅籠町代地を開いた(備考)。東へ出ると浅草橋から浅草寺への大通り(奥州街道)、西へ出ると一之橋(幽霊橋)。1783(天明3)年、町内持ちの新堀端河岸の物揚場19間半、町内持ちの物置場14間、幅2間半を許可された(備考)。
慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1869(明治2)年、隣接の浅草御蔵前高村屋敷、浅草福富町一丁目の一部を合併。1872(明治5)年の戸数123・人口551(府志料)。
1878(明治11)年11月2日、東京府浅草区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市浅草区に所属。
1934(昭和9)年、帝都復興計画の一環により、蔵前二丁目に編入となり消滅。現行の蔵前四丁目南半部。
撮影場所:浅草新旅籠町
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