【本所①030】新小梅町
町番号:本所①030
町名:新小梅町
読み方:しんこうめちょう Shin-Koumechō
区分:町丁
起立:1872(明治5)年
廃止:1931(昭和6)年
冠称:なし
現町名:墨田区向島一・二丁目
概要:1872(明治5)~1873(明治6)年にかけて、常陸水戸藩下屋敷跡と周辺武家地跡に起立。1872(明治5)年の戸数16・人口80(府志料)。町域は西に隅田川、南に源森川(現在は北十間川と統一)、旧源森橋(現在の枕橋)、東北は向島小梅町に囲まれた地域であった。
本所総鎮守である「牛の御前・牛嶋神社」は860(貞観2)年に勧請創起された。以来、北隣の須崎村の墨堤常夜灯の東側にあった。しかし、1923(大正12)年に発生した関東大震災後において焼失し、墨堤の拡張工事に伴い、1932(昭和7)年、隅田公園の開設(1931(昭和6)年)を期して向島一丁目(旧・新小梅町)に遷座となった。
1878(明治11)年11月2日、東京府本所区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市本所区に所属。1891(明治24)年、須崎村飛地字五百崎(いほさき)の一部が編入となる(ある資料では、小梅村からも一部が編入となったとあった)。
1931(昭和6)年、帝都復興計画の一環により、大部分が隅田公園に編入となり、残余は向島一・二丁目の各一部に編入となり消滅。現行の向島一・二丁目のうち。
※『角川日本地名大辞典』では「現在の向島1~2・5丁目のうち」とあるが間違い。
撮影場所:新小梅町
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