【芝②】芝永井町
町名:芝永井町
読み方:しばながいちょう Shiba-Nagaichō
区分:町丁→俗称
起立:江戸期
廃止:江戸期
冠称:「芝」
後身:御用地、増上寺火除地
現町名:港区芝公園三丁目5・6番
概要:起立年代は不明。1598(慶長3)年、増上寺が現在地に移転して来た時、永井三郎兵衛を名主とし、その名字を町名として「永井裏門前町」を起立。後にそこが御用地となり、金地院の元表門左右に移転した。1713(正徳3)年、町域の南裏が増上寺火除地となり、代地が神田に支給され、「神田永井町」と唱えた。片側町となった残りの町内も1786(天明6)年正月に類焼し、一部が増上寺火除地となり、1787(天明7)年正月26日、芝赤羽植木溜に代地となり、「芝永井町代地」と唱えた。残地も1811(文化8)年2月類焼し、同年5月2ヶ所に代地を受け、「飯倉町続芝永井町代地」、「溜池端芝永井町代地」と唱えた。芝永井町元地跡は増上寺山内幸稲荷社地並びに往来道敷となった(備考)。「芝永井町」の名はその後も里俗称となって残っていた。現行の芝公園三丁目5番の辺り。
撮影場所:芝永井町
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