【芝②】鼻田出羽町
町名:鼻田出羽町
読み方:はなだでわまち Hanada-Dewamachi
区分:俗称
起立:江戸期
廃止:不明
冠称:なし
現町名:港区芝浦一丁目4番1号辺り
概要:江戸期の芝金杉浜町の中程から、東の端までの称。単に「出羽町」ともいったが、「鼻田出羽町」ともいった(町方書上、港区史)。現行の芝浦一丁目4番1号辺り。「鼻」とは松平因幡守屋敷の南角海上を「相模殿鼻」と呼んだことによる。これは松平因幡守の先代が相模守であったことによる(町方書上)。
ここから東は海であり、この界隈からJR田町駅辺までを芝の浜辺という意味で「芝浜」と呼んだ。江戸湾内で獲れる魚の水揚場であった。芝金杉浜町から本芝四丁目の東・南部海浜で、現行の芝浦一丁目3・4、8・9番から芝四丁目の15~18番(現在15番以外は欠番)に及んでいた。沿岸漁のため新鮮な小魚が多く、「芝肴」や「江戸前」の称が起こった。「雑魚場」の称がある部分を含む。人情噺「芝浜の革財布」の舞台である。
撮影場所:鼻田出羽町
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