【麻布②】渋谷御掃除町
町名:渋谷御掃除町
読み方:しぶやおそうじまち Shibuya-Osōjimach
区分:町丁
起立:江戸期
廃止:1868(慶應4・明治元)年
冠称:「渋谷」
後身:渋谷掃除町
現町名:港区西麻布二丁目25番西端、26番の東南部
概要:家康の関東入国に従い、のち秀忠の死後御霊屋付御掃除役となった者に与えられた拝領屋敷の代地。元地は1633(寛永10)年、芝増上寺裏の芝岸町に拝領されたが、1709(宝永6)年、元地のうち1,271坪が用地となり召し上げられ、渋谷のうち高木主水正の上地に代地を与えられ、「渋谷御掃除町」と称した。『芝金杉より麻布白金御殿跡辺絵図』には「増上寺掃除之者」とある。寺社奉行支配であったが、1746(延享3)年に町奉行支配となる(備考)。1828(文政11)年の家数20軒、うち家主15・店借5(町方書上)。
慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。維新後、「御」の字を取り、「渋谷掃除町」と改称し消滅。後身の渋谷掃除町も1869(明治2)年、麻布笄町に編入となり消滅。現行の西麻布二丁目25番西端と26番の東南部にあたる。
※『江戸明治東京重ね地図』ではこの部分は山田惣左衛門の屋敷になっており、ここより西が当町となっている。
撮影場所:渋谷御掃除町
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