【神田①008】神田富山町

町番号:神田①008

町名:神田富山町

読み方:かんだとみやまちょう Kanda-Tomiyamachō

区分:町丁

起立:1713(正徳3)年

廃止:存続

冠称:1911(明治44)年5月1日~1947(昭和22)年3月14日を除き「神田」

現町名:千代田区神田富山町

概要:江戸期は一・二丁目があった。筋違橋御門内東南に5ヶ所に分かれていた(切絵図)。寛永年間(1624~1643年)までは松浦肥前守・遠藤備前守の屋敷があったが、その後、再三宅主が代わり、1713(正徳3)年には芝増上寺門前の代地が当地に移転。元地については、芝富山町を参照のこと。

町内には日常生活品を売る人々が住み、慶応年間(1865~1868年)に記された『江戸食物独案内』には、この辺りに醤油や醤油諸味を扱う店があったと記されている。

慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1869(明治2)年、二丁目の一部を神田永井町に編入したが、神田永井町北部・神田三島町南部を合併、一~二丁目は廃された。1871(明治4)年、神田永井町を編入。1872(明治5)年の戸数316・人口1217(府志料)。

1878(明治11)年11月2日、東京府神田区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市神田区に所属。1943(昭和18)年7月1日、東京都神田区に所属。1947(昭和22)年3月15日、東京都千代田区に所属。

撮影場所:神田富山町

撮影地:千代田区神田富山町17番地(尾張屋 神田富山町店)

←007神田材木町 009神田松枝町

江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。