【日本橋①030】元大工町
町番号:日本橋①030
町名:元大工町
読み方:もとだいくちょう Moto-Daikuchō
区分:町丁
起立:1690(元禄3)年
廃止:1928(昭和3)年
冠称:なし
現町名:中央区八重洲一丁目4番、日本橋二丁目1・2番
概要:番匠(大工)が多く居住したため、古くは「大工町」といった。1690(元禄3)年、町の東側が御用地となり、代地を桶町と南鍛冶町の間(現行の京橋二丁目)に受け、これを「南大工町」といったのに対して「元大工町」と称した(府志料)。『江戸図鑑綱目. 坤』には「南大ク町」、「二丁目」とある。
町の南側は「元大工町新道」と称され、書物問屋・小間物問屋等があり、医師野間三筑の拝領屋敷があることから「三筑長屋(さんちくながや)」と俗称された。
慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1869(明治2)年、元大工町新道を合併。1872(明治5)年の戸数150・人口715(府志料)。
1878(明治11)年11月2日、東京府日本橋区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市日本橋区に所属。
1928(昭和3)年、帝都復興計画の一環により、通二丁目、呉服橋二丁目に編入となり消滅。現行の八重洲一丁目4番と日本橋二丁目1・2番。
撮影場所:元大工町
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