【芝①014】桜田久保町

町番号:芝①014

町名:桜田久保町

読み方:さくらだくぼちょう Sakurada-Kubochō

区分:町丁

起立:江戸期

廃止:1932(昭和7)年11月30日

冠称:「桜田」

現町名:港区西新橋一丁目13~15番の最南部

概要:桜田七ヶ町の1つ。西丸下外桜田上杉邸付近にあったが、家康の関東入国後虎ノ門外へ代地となり、「久保町」と記すよう命じられたというが、草創人の姓も「久保」である。1794(寛政6)年、火除地となり、一柳献吉の屋敷跡へ代地となる。1828(文政11)年の家数114軒、うち家持4・家主13・地借14・店借66・空家17(町方書上)。

慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1872(明治5)年の戸数46・人口197。特に物産はなく、人力車12両等を記す(府志料)。

1878(明治11)年11月2日、東京府芝区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市芝区に所属。1908(明治41)年の世帯70・人口300。

1932(昭和7)年12月1日、帝都復興計画の一環により、田村町二丁目に編入となり消滅。現行の西新橋一丁目13~15番の最南部。なお、近世にこの久保町を除いた桜田6ヶ町と兼房町を「皆久保町」と称していた。

撮影場所:桜田久保町

撮影地:港区西新橋一丁目14番2号(新橋SYビル 芝信用金庫新橋支店)

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江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。