【芝①050】芝金杉

町番号:芝①050

町名:芝金杉 一~四丁目

読み方:しばかなすぎ Shiba-Kanasugi

区分:町丁

起立:1869(明治2)年

廃止:1964(昭和39)年6月30日

冠称:1911(明治44)年5月1日~1947(昭和22)年3月14日を除き「芝」

現町名:港区芝一丁目1、4・5、10・11、14・15番、二丁目3、13・14、27~29番

概要:古川の地域称である金杉川の南岸に存在した。その金杉川に架かる金杉橋から南、入間川(いりあいがわ)に架かる芝橋までの海側を「金杉」と称した。地名の由来は「暗い夜に金色の光を発する杉に似た栴檀の木が沖合からの目印となったため、漁師たちの願いにより金杉大明神が建立された」、「金洲崎(かなすき)という洲崎の名称が転訛した」等の説がある。

もとは芝金杉通芝金杉裏芝金杉同朋町、芝西応寺町飛地(俗称「七軒」)のうち。

1869(明治2)年、芝金杉通一~四丁目と芝金杉通一丁目の北部で金杉川の南岸、金杉橋西側にあった芝金杉同朋町(1684(天和4)年独立)、芝金杉裏一・二丁目との合併から成る。元は金芝金杉町。1872(明治5)年の戸数544・人口2,101、物産には腹掛、股引、足袋等があった(府志料)。

1878(明治11)年11月2日、東京府芝区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市芝区に所属。1943(昭和18)年7月1日、東京都芝区に所属。1947(昭和22)年3月15日、東京都港区に所属。

1964(昭和39)年7月1日、住居表示の実施により、芝一丁目1、4・5、10・11、14・15番、二丁目3、13・14、27~29番に編入となり消滅。

撮影場所:芝金杉一丁目

撮影地:港区芝一丁目4番9号(平和会館)

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江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。