【小石川①023】小石川初音町

町番号:小石川①023

町名:小石川初音町

読み方:こいしかわはつねちょう Koishikawa-Hatsunechō

区分:町丁

起立:1869(明治2)年4月

廃止:1964(昭和39)年7月31日

冠称:1911(明治44)年4月30日まで「小石川」

現町名:文京区小石川一・二丁目

概要:古くは豊島郡小石川村のうち。1624(寛永元)年、源覚寺が開かれて門前町ができた。1869(明治2)年4月、江戸期の小石川源覚寺門前(町)小石川下富坂町西側を合併して起立。さらに1872(明治5)年8月、付近の武家地及び寺社地を合併。町名は江戸期に小石川白山御殿付近から小石川指ヶ谷町にかけて不如帰が一番早く啼き、「初音の里」と称されたことによる。同年の戸数63・人口220(府志料)。

町内の浄土宗常光山源覚寺には宝暦年間(1751~1764年)頃、老婆の眼病を治癒した伝説があり、老婆が以来こんにゃくを供えるようになったので「こんにゃく閻魔」と呼ばれ、近隣の人々の信仰を集めた。東京三閻魔の1つである。

1878(明治11)年11月2日、東京府小石川区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市小石川区に所属。1943(昭和18)年7月1日、東京都小石川区に所属。1947(昭和22)年3月15日、東京都文京区に所属。

1964(昭和39)年8月1日、住居表示の実施により、小石川一・二丁目に編入となり消滅。

撮影場所:小石川初音町

撮影地:文京区小石川一丁目9番4号(小石川香炉園)

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江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。