【浅草①088】新吉原角町

町番号:浅草①088

町名:新吉原角町

読み方:しんよしわらすみちょう Shin-Yoshiwara-Sumichō

区分:町丁

起立:1657(明暦3)年

廃止:1966(昭和41)年9月30日

冠称:「新吉原」、さらに1947(昭和22)年3月15日から1966(昭和41)年9月30日までは「浅草」

現町名:台東区千束四丁目

概要:元吉原からあった町名で、京橋の炭町にあった遊女屋を移したとも、京都角町の遊女屋を移したともいわれる。大門を入って左側、新吉原江戸町二丁目と新吉原京町二丁目に挟まれ、大路(仲之町待合の辻ともいう)を介して新吉原揚屋町に対する南側、新吉原京町二丁目との境界路を通称「堺町」といったが、これは泉州堺出身者が造った道だからだといわれる。『吉原七不思議』の1つに「角町あれど隅にあらず(角町あれど中にある、角町とて隅にあらず)」とある。

慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1872(明治5)年の戸数60・人口260(府志料)。

1878(明治11)年11月2日、東京府浅草区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市浅草区に所属。1943(昭和18)年7月1日、東京都浅草区に所属。1947(昭和22)年3月15日、東京都台東区に所属。

1966(昭和41)年10月1日、住居表示の実施により、千束四丁目に編入となり消滅。

撮影場所:新吉原角町

撮影地:台東区千束四丁目24番12号(吉原会館)

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江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。