【深川①003】深川小松町

町番号:深川①003

町名:深川小松町

読み方:ふかがわこまつちょう Fukagawa-Komatsuchō

区分:町丁

起立:1701(元禄14)年

廃止:1931(昭和6)年

冠称:1911(明治44)年4月30日まで「深川」

現町名:江東区佐賀一丁目、永代一丁目

概要:1699(元禄12)年から近隣寄り洲を埋め立て開拓された元木場町21ヶ町の1つ。切絵図によると東・北は入堀に面していた。1701(元禄14)年、河岸地を含めて町人に払い下げられ、家作が許可され、「深川小松町」として起立。町名は北側の深川松賀町に対すると思われる(画報)。1713(正徳3)年から町奉行支配。東側の河岸地は南茅場町北新堀町に店を持つ干鰯問屋の所有地で干鰯市場があり、俗に「干鰯場(ほしかば)」と呼ばれた(備考)。

慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1872(明治5)年、信濃松代藩真田氏邸跡を合併。同年の戸数14・人口79(府志料)。

1878(明治11)年11月2日、東京府深川区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市深川区に所属。

1931(昭和6)年、帝都復興計画の一環により、佐賀町一丁目、永代一丁目に編入となり消滅。

撮影場所:深川小松町

撮影地:江東区永代一丁目14番14号(紀文稲荷神社)

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江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。