【日本橋①050】通旅籠町

町番号:日本橋①050

町名:通旅籠町

読み方:とおりはたごちょう Tōri-Hatagochō

区分:町丁

起立:江戸期

廃止:1932(昭和7)年

冠称:なし

現町名:中央区日本橋小伝馬町、日本橋大伝馬町、日本橋堀留町二丁目

概要:小伝馬町大伝馬町に接し、旅宿が多かったことに因む。寛永図では大伝馬町三丁目となっているが、「通旅籠町」に改称した年代は不明。1743(寛保3)年、呉服商で木綿・繰綿問屋の大丸屋が京都伏見から進出。のち間口36間の大店舗を構え、江戸名物の一つに数えられた。また、南の裏通り(現行の日本橋堀留町二丁目と日本橋大伝馬町の境の通り)は「大丸新道」と呼ばれた。他に「菊新道」の俗称もあった。

慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1872(明治5)年の戸数190・人口673(府志料)。

1878(明治11)年11月2日、東京府日本橋区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市日本橋区に所属。

1932(昭和7)年、帝都復興計画の一環により、小伝馬町大伝馬町堀留町二丁目のそれぞれに編入となり消滅。現行の日本橋小伝馬町日本橋大伝馬町日本橋堀留町二丁目のうち。

撮影場所:通旅籠町

撮影地:中央区日本橋大伝馬町8番地1号(三菱UFJ銀行大伝馬町支店)

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江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小梅五之橋町 ※コピペしてもかまいませんが、その際は逐一出典を明らかにしてください。