【芝①066】芝伊皿子町
町番号:芝①066
町名:芝伊皿子町
読み方:しばいさらごまち Shiba-Isaragomachi
区分:町丁
起立:江戸期
廃止:1967(昭和42)年6月30日
冠称:1911(明治44)年5月1日~1947(昭和22)年3月14日を除き「芝」
現町名:港区三田四丁目9、18・19番、高輪一丁目5番、高輪二丁目の1、16・17番
概要:もとは上高輪村(上高輪町)のうち。自然と町並になり、1662(寛文2)年には町奉行・代官の両支配となる。町名は付近の俗称地名による(備考)。1828(文政11)年の家数52軒、うち家持4・家守7・地借4・店借37(町方書上)。現行の高輪二丁目16番2~11号と17番の西辺にあたる。
因みに「伊皿子」とは明国人「伊皿子」(いんべいす)が住んでいたと伝えられるが、他に「大仏(おさらぎ)」の訛りとも、「いいさらふ」の転ともいう。 明国人「伊皿子」(いんべいす)の墓所は高輪の浄土真宗本願寺派正源寺にある。
慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1869(明治2)年、芝伊皿子台町、芝大円寺門前を合併。1872(明治5)年、もと大御番与力、同心大縄地、同抱屋敷、大和小泉藩片桐氏下屋敷、筑前秋月藩黒田氏抱屋敷等の武家地と浄土宗来迎山道往寺、浄土宗日照山光雲寺、日蓮宗芳荷山長応寺、曹洞宗泉谷山大円寺、浄土宗灌仏山長安寺、天台宗医王山福昌寺等寺地を合併。同年の戸数184(府志料)。
1878(明治11)年11月2日、東京府芝区に所属。その際、三田松坂町の一部を合併。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市芝区に所属。1908(明治41)年の世帯206・人口981。1943(昭和18)年7月1日、東京都芝区に所属。1947(昭和22)年3月15日、東京都港区に所属。
1967(昭和42)年7月1日、住居表示の実施により、現行の三田四丁目9、18・19番、高輪一丁目5番、高輪二丁目の1、16・17番となり消滅。
撮影場所:芝伊皿子町
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