【小石川①064】高田老松町
町番号:小石川①064
町名:高田老松町
読み方:たかだおいまつちょう Takada-Oimatsuchō
区分:町丁
起立:1869(明治2)年6月
廃止:1966(昭和41)年12月31日
冠称:「高田」
現町名:文京区目白台一~三丁目
概要:1869(明治2)年6月、江戸期の芳心院領高田四ツ家町(高田四ツ家下町又は高田四ツ家下モ町、高田下四ツ家町とも)を改称し、旧土井能登守(越前大野藩・6万石)、小笠原信濃守(播磨安志藩・1万石)、細川越中守(肥後熊本藩・54万石)の下屋敷と武家地を合併し、「高田老松町」とした。町名は、旧高田老松町76番地の細川邸の門前にあった2株の老松鶴亀松に由来する。左手の松は見上げるように高くて「鶴の松」といい、右手の方はやや低く平状であるので「亀の松」と呼んだ。町名はこの縁起の良い老松から採ったと言われる。鶴の方は1905(明治38)年頃に枯れ、亀の方は1933(昭和8)年頃に枯れた。
1872(明治5)年7月、高田四ツ家町、高田四ツ家下町を併せ、さらに土井氏、小笠原氏の各邸及ぶ武家地を併せた。同年の戸数61・人口225(府志料)。
1878(明治11)年11月2日、東京府小石川区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市小石川区に所属。飛地は北豊島郡高田村の大字となる(高田老松町)。1891(明治24)年3月、高田村字神明下耕地の一部を合併。明治30年代の町内には「アーズバン」というアメリカ女性が建設した「ブラックマーホーム」と称する婦人ホームがあった。1943(昭和18)年7月1日、東京都小石川区に所属。1947(昭和22)年3月15日、東京都文京区に所属。
1967(昭和42)年1月1日、住居表示の実施により、目白台一~三丁目に編入となり消滅。
撮影場所:高田老松町
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