【本所①045】本所千歳町
町番号:本所①045
町名:本所千歳町
読み方:ほんじょちとせちょう Honjo-Chitosechō
区分:町丁
起立:1869(明治2)年
廃止:存続 「千歳」として
冠称:1911(明治44)年4月30日まで「本所」
現町名:墨田区千歳一~三丁目
概要:前身は本所弁天門前。『町方書上』では「本所弁天門前」とあるが、一ノ御橋際にあったところから、俗に「一ツ目」と称した。1693(元禄6)年、それまで空地だった土地を惣検校・杉山和一が屋敷地として拝領、地内に弁天社を置き、社地の他は町屋とした。そのうちの西側を「本所弁天門前」といった。1745(延享2)年まで寺社奉行支配、以降は町奉行支配に移った(備考)。この弁天社は五代将軍・綱吉の信心していた江の島の弁財天を移したものである。
1869(明治2)年、本所弁天門前、本所八郎兵衛屋敷、本所中林屋敷を併せて起立。町名の由来は、近隣の本所相生町、本所松坂町等の町名が謡曲『高砂』に繋がるので、この町も嘉語を選んで命名した。「千歳」は千年、未来永劫の意。1872(明治5)年の戸数160・人口642(府志料)。竪川・隅田川沿いには千歳河岸がある。
1878(明治11)年11月2日、東京府本所区に所属。1889(明治22)年5月1日、東京府東京市本所区に所属。1891(明治24)年に深川安宅町の一部を編入。
1933(昭和8)年、帝都復興計画の一環により、松井町二・三丁目、深川区安宅町と御船蔵前町等の一部を編入し、町域を千歳一~三丁目に拡げた。1943(昭和18)年7月1日、東京都本所区に所属。1947(昭和22)年3月15日、東京都墨田区に所属。
1967(昭和42)年7月1日、住居表示の実施により、千歳一~三丁目となる。
撮影場所:本所千歳町
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