【芝②】芝北新門前町
町名:芝北新門前町
読み方:しばきたしんもんぜんちょう Shiba-Kita-Shimmonzenchō
区分:町丁
起立:1721(享保6)年2月23日
廃止:1869(明治2)年
冠称:「芝」
後身:西久保広町
現町名:港区虎ノ門三丁目24番
概要:『町方書上』には町の起立、町名の起こりは不明とするが、1598(慶長3)年に増上寺が当地に転地したとき、境内とともに門前地として拝領したといい、『沿革図書』に「増上寺北新門前町」と見える。はじめ、涅槃門前(現行の芝公園四丁目2・3番北側付近か)付近にあったが(増上寺北新門前町)、1721(享保6)年2月5日、用地に召し上げられ、同月23日に西久保広小路の空地に移転した。1827(文政10)年の総家数25軒、うち家主1・地借1・店借23(町方書上)。
慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1869(明治2)年、芝富山町、芝青松寺門前町、芝青龍寺門前町、芝青龍寺門前町代地、芝光円寺門前町、西久保同朋町、西久保天徳寺門前町の一部(俗称 広小路門前町)等と合併して起立となる西久保広町に編入となって消滅。現行の虎ノ門三丁目24番の辺り。
※『角川日本地名大辞典』には「虎ノ門3丁目23号のあたり」とあるが、24番が正しい。
撮影場所:芝北新門前町
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