牛込

名所江戸百景「市ケ谷八幡」

■牛込…「牛込」とは、701(大宝元)年の大宝律令によって設置された牧場「神崎牛牧」の設置による。この地域は現・早稲田通り沿いの牛込地区と外濠沿いの市ヶ谷地区とに分かれ、ふだんの交流は乏しかったと思われる。しかし共通しているのは住民の強烈な地元愛で、悪法「住居表示法」には屈せず、今なお昔からの町名が継続。また神楽坂界隈は花街情緒が色濃く残り、風情ある街並みが眩しい。なお、「市ヶ谷」とは、市ヶ谷駅の外濠を挟んだ向かい側に長延寺谷(別称「一ノ谷」)と呼ばれる大きな谷があり、それが「市ヶ谷」となったという説の他、市の立つ場所で市買(いちがい)と書かれたのが転訛したという説がある。

1872(明治5)年に導入され、大不評だった大区小区制の廃止により、1878(明治11)年11月2日に東京府牛込区が設置される。東京市市制施行により、1889(明治22)年5月1日に東京府東京市牛込区となる。東京都制施行により、1943(昭和18)年7月1日に東京都牛込区となる。1947(昭和22)年3月15日、四谷区・淀橋区と合併し、東京都新宿区のうちとなる。


【牛込①】町名内容現在:1891(明治24)年月日不明 早稲田鶴巻町起立時

001市ヶ谷田町 002市ヶ谷本村町 003市ヶ谷船河原町 004市ヶ谷砂土原町 005市ヶ谷佐内坂町 006市ヶ谷長延寺谷町 007市ヶ谷鷹匠町 008市ヶ谷八幡町 009市ヶ谷加賀町 010市ヶ谷甲良町 011市ヶ谷山伏町 012市ヶ谷柳町 013市ヶ谷薬王寺前町 014市ヶ谷谷町 015市ヶ谷冨久町 016市ヶ谷仲之町 017市ヶ谷河田町 018牛込神楽町 019牛込上宮比町 020牛込下宮比町 021牛込揚場町 022牛込津久戸前町 023牛込筑土八幡町 024牛込赤城元町 025牛込赤城下町 026牛込白銀町 027牛込築地町 028牛込肴町 029牛込通寺町 030牛込天神町 031牛込中里町 032牛込榎町 033牛込東榎町 034牛込南榎町 035牛込早稲田町 036牛込早稲田南町 037牛込馬場下町 038牛込細工町 039牛込納戸町 040牛込二十騎町 041牛込南山伏町 042牛込北山伏町 043牛込袋町 044牛込払方町 045牛込南町 046牛込仲町 047牛込北町 048牛込原町 049牛込若松町 050牛込喜久井町 051牛込下戸塚町 052牛込破損町 053牛込高田町 054牛込矢来町 055牛込弁天町 056牛込若宮町 057牛込岩戸町 058牛込簞笥町 059牛込横寺町 060新小川町 061牛込東五軒町 062牛込西五軒町 063牛込改代町 064牛込水道町 065牛込山吹町 066大久保余丁町 067早稲田鶴巻町 068神楽河岸


【牛込②】町名内容現在:①より前

市ヶ谷火之番町 歌坂富士見横町 市ヶ谷七軒町 市ヶ谷坂町 市ヶ谷上寺町 佐内坂上寺町 市ヶ谷元土取場町市ヶ谷土取場町大隅町 牛込山伏町 牛込川田ヶ久保町 ヲヤリ町 市ヶ谷南寺町 袋寺町 市ヶ谷鍋釣町 市ヶ谷新本村余丁町 市ヶ谷自證院門前町 四ツ谷久能町 市ヶ谷新本村御旅町 仲ノ町 新本村片町 新本村谷町 牛込玉咲町 牛込宮比町 牛込津久戸銀町 牛込八幡町=(筑土下八軒町津久戸西門前町津久戸中町津久戸東門前町) 牛込赤城町 牛込赤城明神表町=(赤城西町赤城東町) 牛込築地片町牛込築土片町片側町赤城下片町 兵庫町 牛込末寺町 牛込末寺横町 牛込寺町 牛込大木町牛込扇町 牛込早稲田北町 牛込八幡町牛込龍慶町 牛込御細工町 牛込御納戸町 墓町 市ヶ谷平山町 木津屋町 竹町 牛込裏山伏町 牛込御徒町=(南御徒町中御徒町北御徒町) 牛込二十人町 牛込三十人町 馬場下横町 東袋町 浄泉寺谷町 牛込供養塚町 牛込馬場下横町 牛込高田町 牛込弁財天町 牛込七軒寺町 根来百人町牛込根来町 深川六間堀町代地牛込岩戸町 牛込御簞笥町 牛込朝日町 牛込寺町横町 牛込五軒町 小日向馬場先片町牛込馬場先片町馬場七軒町 牛込築地替代町 牛込四軒寺町牛込二軒寺町 牛込中里村町 大久保四丁町 大久保前町 市ヶ谷片町

総称:市ヶ谷町 牛込町


【牛込 横町(横丁)】:歌坂富士見横町、牛込末寺横町、馬場下横町、牛込馬場下横町は【牛込②】へ

へっつい横町 杉屋横町 雷横町 藁店横丁 天神横町 本多修理屋敷脇横町通リ 柿の木横町渋柿横町 和泉屋横町和泉横町 毘沙門横町 小栗横丁 紀ノ善横丁

※神楽坂界隈で町興し的に新たに数々の横丁等が生まれていますが、このサイトでは掲載しません。


【牛込 新道】

芸者新道 大久保上新道


【牛込 小路】

若宮小路 芸者小路


【牛込 河岸】:神楽河岸は【牛込①】へ

「飯田濠」→揚場河岸=神楽河岸(①を参照)=市兵衛河岸

江戸町巡り

落語や時代劇、近代文学の愛好家諸氏、 江戸の町を散歩してみませんか? 表紙:小石川仲町